そのまま干した はばのり

¥500

「ほかの海藻にはない  やみつきになる独特の香り」

ハバノリの一番の特徴は他の海藻にはない、その香り。

海藻よりも地上の植物に似ていて、それも山にある野生の山菜のような、苦味と青っぽい香り。ただそれはアクやエグミのように抜くのではなく、そのまま食べて楽しめる。むしろ食べれば食べるほどハマってしまう魅力がある。

千葉や静岡、三重といった限られた地域で、乾燥ハバノリを正月のお雑煮の中に入れたり、炙ってから醤油をかけて温かいご飯に乗せるなどの食べ方で親しまれている。

そんなハバノリを清浄な地下海水等で育て、新鮮なうちに乾燥させた。

おすすめの使い方は、ハーブやスパイスのように料理へ加えること。この香りが好きなら、シンプルに様々な料理に振りかけても美味しい。

バターやチーズといった発酵食品、ジビエや香草など、クセのあるもの同士で組み合わせるのも面白い。個性を抑えるよりも、より発揮できるように工夫すると、食材としての可能性が広がる。

内容量:5g
賞味期限:6ヶ月
保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存してください。
*開封後はお早めにお召し上がりください。冷蔵庫で保管すると、風味や色合いがより長持ちします。

◎こちらの商品は計4個までのご注文に限り、 全国一律350円にて日本郵便「ゆうパケット」(またはヤマト運輸「ネコポス」)配送が選択できます。

※日時指定はできませんのでご了承ください。

※「そのまま干した すじあおのり」「青のり屋が本気でつくった 青のりふりかけ」とあわせても合計4個までであれば、ゆうパケット(またはネコポス)配送可。

詳しくはこちらから。

 

ハバノリの定番的食べ方はこちらにてご紹介しています

・稀に白色の粉末が混在することがありますが、自然由来の成分によるもので品質には問題ありません。
・本製品のハバノリは、えび・かにの生息域の海水を用いて養殖しています。

・通常配送:900円
(北海道、沖縄への配送は+200円頂戴いたします。)

・ゆうパケット/ネコポス配送:全国一律350円

◎こちらの商品は計4個までのご注文に限り、日本郵便「ゆうパケット」または、ヤマト運輸「ネコポス」にて配送可能です。

※「そのまま干したすじあおのり 7g」とあわせて合計4個までであれば、ゆうパケット/ネコポスでお送りすることも可能です。

<ゆうパケット/ネコポスご利時の注意事項>
・配達は手渡しではなく、郵便受けへ投函となります。
・配達日時のご指定はできません。

*詳しい配送方法についてはこちら

ハバノリが秘めた 食材としての魅力

「一番海藻らしくない海藻」

ナビゲーター:石坂秀威

石坂 秀威 | いしざか しゅうい                 

シドニー出身。オーストラリアの U30 の料理コンテストで優勝後、2018年東京にオープンしてからわずか1年で2つ星を獲得した『INUA』でスーシェフとして料理開発を担当。その後シーベジタブルと出会い、自らも海に潜りリサーチしているうちに、"食べる"という視点で海藻の魅力を引き出してみたいと思い、仲間に加わる。

これまでに社内のテストキッチンで100種類以上の海藻と向き合い、料理業界でも知られていない海藻の食材としての可能性を発信してきた。社内に迎えた海藻×発酵研究の第一人者である内田らと共に、海藻の発酵研究にも日々取り組んでいる。

僕が食材で面白いと思うのは、例えば野菜なのに野菜らしくない性格や香り、味を発見したとき。そんなところが料理をしていて一番面白いと感じる。

その点、ハバノリはすごく面白い。

食べてみると、海のものではなく陸上植物のような味がする。栽培された葉野菜ではなくて、山に野生で生えている、「これは食べられる」という植物を見つけたような。

何より独特の苦み、そう、まさに山菜のような。それと、他の海藻には絶対に無い、青くさい香りがあって。少し薔薇っぽい味もする。でも、苦味と青くささは何とかして一生懸命に抜いて、やっと食べられるようになるアクやエグミのようなものではなくて、そのままの味として楽しめる。

ハバノリは、僕が今まで食材として使ってきた海藻の中で、一番海藻らしくない海藻だった。

だから、一般的には扱いにくい食材なのかもしれない。料理のことを知っていて、経験がある人が、これは変わった味だなって楽しめるのが、ハバノリの良いところ。

料理の世界では、草っぽい、青くさいということは決して悪いことではない。単純ではない複雑な味わいとして使うことができる。ワイン業界でもそんな表現をするでしょう。

草っぽい味はどんなものと相性がいいのか。それはシンプルに、草があるところで育ったものだと思った。それでイナゴと合わせて、イナゴハバノリ醤油を最初につくった。ハバノリの特徴である“海藻らしくない”ところを出したいから、あえて普通の海藻ではやらないものを試したんだ。

今回の乾燥ハバノリの良いところは、鮮度の良いうちにしっかり乾燥されているから、生の香りがちゃんと保たれている。

まずは難しいことは考えずに、焼海苔を使う料理に代わりに入れて、いつもとは違う面白い味にしてみてほしい。それが一番分かりやすい使い方。

ハバノリの香りが純粋に好きな人なら、色々なジャンルの料理へ、ハーブやスパイスのように振りかけても良いと思う。

それと、実は、ハバノリはバターとの相性が良い。僕が思う良いバターは、ちゃんと草を食べている牛の牛乳から作られたもので。

ハバノリは草っぽいと言ったけど、乾燥ハバノリをバターに合わせるだけで、どんなクオリティのバターでも良い風味になってくれる。バターをより美味しくしてくれるんだ。

加熱し過ぎると香りが飛んでしまうハバノリの香りも、バターが器として受け止めて、ハバノリの風味を保存してくれる。ハバノリが油分を含んで少し柔らかくなったときの食感も結構良くて、美味しく使える。

あと、ねばねば好きな人のための料理で、なぜそこまで粘るものを合わせるんだっていうものがあるでしょ。

同じようにハバノリもクセのあるものと合わせると、より個性を楽しめる。納豆や塩辛、パクチーとか、日本人はクセのある料理や食材が好きだから、好きな人はこれ以上ないってくらい美味しく感じられるかもしれない。

そうやってハバノリは独特な香りを抑えてしまうより、そのクセをより楽しむように工夫すると、一番可能性が広がると思うんだ。

かんたんレシピ

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岡田大介さんの「はばのり」紹介ブログ

パートナーシェフである酢飯屋 岡田大介さんによるはばのりのおすすめの食べ方や使い方のご紹介です

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