「シーウィードキャンプ 2024」の参加募集を開始

「シーウィードキャンプ」は、“海藻で、海も人もすこやかに”というシーベジタブルのコンセプトのもと、海藻の生産や研究・料理開発に携わる人々と、海藻に関する若手研究者や、海藻に携わる仕事に関心のある若者とが交流しながら、これからの社会における海藻の可能性を探求するプログラムです。 

普段なかなか海のフィールドに出て海藻について学ぶ機会が少ない中で、本プログラムでは、第一線の専門家たちからそれぞれの海藻の名前や特徴などについて教わることができます。また、一流シェフによる海藻の料理を美味しく味わう機会を通じて、食材としての可能性を体感してもらいたいと思っています。

海藻を取り巻く海の課題を知ることはもちろんですが、それ以上に海藻の魅力や可能性を知ってもらうことで、ワクワクして研究や活動に向き合う仲間が増えることを願っています。

シーウィードキャンプ2024
開催概要

開催日程

2024年3月1日(金)〜3月3日(日)

場所

静岡県西伊豆町

参加対象者

海藻に関する若手研究者、 海藻に関する仕事に関心のある若手・学生など(年齢制限はありません)

プログラム内容

海藻の生産現場見学、海でのフィールドワーク、海藻料理の食事会、シーウィードレクチャーなど

定員数

10名程度 ※応募多数の場合は選考あり

参加費用

無料

申込期日

2024年2月4日(日) 23:59

※1月29日(月)に締切日を変更

運営体制

主催:SEAWEED CAMP運営事務局

協力:西伊豆町

※プログラム主催側で、プログラム期間中の宿泊・食事・プログラムに関する移動等の費用を負担します。ご自宅から集合場所、及び、 解散場所からご自宅までの交通費や、プログラム中にご自身で使われる備品などはご負担ください。

 

<海藻の可能性を探究する、4つのプログラム>

1.  生産現場見学

現場を訪れ、海藻の生産について学びます。シーウィードキャンプを行う静岡県西伊豆町は、シーベジタブルの海藻の生産・研究拠点があります。2022年6月頃から、西伊豆町の田子湾で海藻の生産を行い、2023年冬には小さな研究拠点を立ち上げました。

2.  海でのフィールドワーク

海に潜って、自分自身の目で海の現状を見つめ、生えている海藻について学びます。シーベジタブルの海面での生産現場を海の中から見ることで、海藻が海の生態系に与える影響を直に感じていただきます。

3.  海藻料理の食事会

地上の植物は探求し尽くされ、様々な栽培技術や調理方法が確立していますが、海藻の世界は、はじまってすらいないものばかりです。過去から現在へと受け継がれる食文化を守ると同時に、新たな海藻食文化をつくることで、海にも人にも良い未来が広がっていると信じて日々活動する、シーベジタブルのテストキッチンによる海藻料理を食べていただきます。

4. シーウィードレクチャー

海藻は、これまで天然で採れていたため、栽培方法がほとんど確立されていません。近年、海藻が減少しつつある中で、シーベジタブルは、海藻採取・種苗生産・栽培技術等の研究開発を自社で行い、陸上と海面における栽培方法の確立から、海藻の新たな活用方法の提案までを一貫して担っています。シーウィードレクチャーでは、これらの取り組みの紹介の他、海苔や昆布など、海藻業界をリードする研究者の皆さんから海藻の現状や展望を学びます。

<当日のスケジュール(予定)>

3月1日(金)

①15:00頃 東京駅に集合

②18:00頃 JR三島駅に集合

顔合わせを兼ねた懇親会

※上記に間に合わなくても同日夜までに現地入りいただければ大丈夫です。

※送迎については別途応相談。

3月2日(土)

生産現場見学

海でのフィールドワーク

シーウィードレクチャー①

海藻料理の食事会

3月3日(日)

シーウィードレクチャー②

13:00頃 JR三島駅にて解散

 

※プログラムは変更になる可能性があります

 seaweed camp

<シーウィードキャンプ 講師紹介>

新井章吾(海藻研究所 所長/シーベジタブル海藻生態担当)

高校時代まで淡水魚などの採集が趣味。海での仕事にあこがれ、東京水産大学に入学して日本各地の海に潜水。海の森が消失する磯焼けなどの研究を行う。多い年には年間250日以上潜水調査を行ってきた。1981年に東京水産大学大学院修士課程終了。同時に(株)海藻研究所を設立して現在も所長。2002~2016年に(株)海中景観研究所所長。2016~2020年(株)国際貿易顧問。その他、8つのNPOなどの顧問と理事をつとめる。専門は、藻類増殖学・環境保全学。

©Nathalie Cantacuzino

石坂秀威 (料理開発担当/シェフ )

シドニー出身。QUAYなどの有名店で修行を重ね、オーストラリアのU30の料理コンテストで優勝。2018年東京にオープンした『INUA』でスーシェフとして料理開発を担当。その後シーベジタブルと出会い、社内の研究チームから届く海藻をテストキッチンで日々研究。料理業界でも知られていない海藻の食材としての可能性を発信してきた。2023年春に京都で開かれた『noma Kyoto』にも料理開発から参画。(写真:©Nathalie Cantacuzino)

蜂谷 潤(シーベジタブル共同代表)

大学時代に、“海洋深層水を活用したアワビ類及び海藻類の複合養殖”のビジネスプランを構想し、事業化するべく研究活動を行う。その後、海藻の生産に特化する形で共同代表の友廣と共にシーベジタブルを創業。日本各地の減少しつつある海藻を再生させることで海を豊かにすべく、海藻の種苗生産から、陸上・海面での栽培方法の確立まで、主に研究/生産メンバーとともに新たな挑戦を繰り返している。


※ その他の講師は調整中です 

 

<過去に実施したシーウィードキャンプ参加者の声>

「あ、なんだかすごく面白そう」と、好奇心だけで参加を決めた3年前。当時、私は大学4年生で海藻研究室に所属していました。そこで感じていた海藻の可能性を、シーベジタブルはすでに海藻の生産と料理開発で形にしていて、面白い未来を作ろうとしている人々に魅了されました。

特に印象的だったのは、海藻料理と海面栽培現場の見学、そしてメンバーとの会話です。このプログラムがきっかけで現在インターンとして携わることになり、仲間とともに全力疾走の毎日です。「あ、面白そう」それだけで応募の動機は十分です。シーベジタブルの一員として、皆さんとの新しい出会いを楽しみにしています!(新北成実/シーベジタブル インターン)

▲過去に開催したシーウィードキャンプの様子はこちら

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「シーウィードキャンプ」に関するお問い合わせ

SEAWEED CAMP運営事務局
担当:芝山
info@seaveges.com

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