【REPORT】

Salon du chocolat 2024

2024.01.17 - 01.22

世界最大級のチョコレートの祭典『サロン・デュ・ショコラ』。

初出店となった昨年に引き続き、
〈PART1〉『TASTE OF CACAO ~広がる、楽しむ、カカオの世界~』にて、二度目の出店をさせていただきました。

“カカオ”と“海藻”の可能性と魅力を
たっぷりと味わっていただいた6日間。

当日の様子をはじめ、今回のために考案したメニューの数々や、皆さんに楽しんでいただくために着々と準備を重ねてきた舞台の裏側を、レポート形式でご紹介していきます。

前回のサロン・デュ・ショコラ出店は、私たちにとっても初めての挑戦であり、「カカオと海藻」という新たな組み合わせの可能性を導いてくれた場所でした。

そして今回、また新たなメニューを考えていくなか、さらにカカオの魅力や奥深さに驚かされました。

“カカオは果実である”という再発見、
発酵することによって生まれる変化、
テロワールを感じさせるそれぞれの豆の特徴。

海藻との相性を見極めながら完成した思い思いのスイーツを、存分にお楽しみいただけましたでしょうか。

◆海のパヴロヴァ
芳醇な「すじ青のり」と山の果実、カカオジュースの爽やかな酸味と共に

◇海のタルトタタン
焼きたて「ヒロメ」とリンゴ、カカオの風味を添えて

◆海のモンブラン
熟成した栗と「昆布」、チョコレートとの旨味のハーモニー

[ *各メニューの詳細は、こちらのページをご覧ください ]

\ さらに /
海藻の新たな一面を知っていただけるまたとない機会。

会場に足を運んでくださった皆さんに
この魅力的な世界をより深く体験していただけるようにと、
今年は、ご注文いただいたスイーツの前後に
『プティ・ガトー』2種を楽しめる
ミニコース仕立ての特別メニューもご用意しました。
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[ To start ]
すじ青のりのムース アオノリカカオバター

[ To finish ]
トサカノリ、プラム、ローズとチョコレート

思いをかたちに

田中 信彦氏による特製ピッチャー

『足を運んでくださった皆さんのために、
最後は一人一人の目の前で仕上げたい。』

そうしたSEA VEGETABLE Test Kitchenの思いから
親交のある田中さんに特別につくっていただきました。

今回は主に、「海のパヴロヴァ」の仕上げとして
カカオジュースとカカオの香りを移したオイルで作ったドレッシングをかけるタイミングで登場しました。

存在感がありながらも
自然に、やさしく寄り添ってくれるような田中さんの器。
手触りからも田中さんのお人柄が伝わってくるほどです。

そして、繊細ながらもしっかりと鮮やかさを含んだ釉薬、唯一無二の色彩を纏った器が、私たちの思いに華を添えてくれました。

ささやかなお土産

海のマドレーヌーあおさー

魅力的なショコラトリーや飲食店が集うなか私たちのもとへ足を運び、「カカオ×海藻」スイーツを楽しんでくださった皆さまへ、シーベジタブルが栽培する“生のアオサ”を使用したマドレーヌをお一つずつプレゼントさせていただきました。

会場で味わったスイーツの余韻を楽しむ

各メニューのお渡しカード

今回召し上がっていただいたメニューごとに、
その一皿がどのような構成でできているのかや
それぞれのスイーツに込めたこだわりを記した
オリジナルデザインの「お渡しカード」。

会場を離れた後でも今回の余韻を楽しめるように、と思いを込めて制作しました。

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>>> 事前の準備から当日まで、メンバーが一つ一つ模索しながら作り上げてきたこだわりや思いが詰まったスイーツで、会場に来てくださった皆さんがハッピーな気持ちになってくださっていたら嬉しいです!(イラスト、デザイン担当:S.Y)

見る人をも楽しませる

細部までこだわりの詰まったディスプレイ

今回のスイーツで使用した海藻は、すべて自社の生産チームが地域の漁師さんやパートナーと共に育てたもの。
そして、ブースの入り口に設置されたショーケースの中には、そんな生産チームから届いた“生きた海藻”がディスプレイされていました。

ディスプレイやPOPなどの制作物一つ一つにも、あらゆる所にこだわりが詰め込みました。

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>>> Test Kitchenチームを筆頭に、今回のイベントに関わるメンバーが一丸となって『カカオと海藻の美味しさをお届けしたい』という思いで準備を進めてきましたが、まるで文化祭のような、慌ただしくも楽しい時間でした。
カカオと海藻の出会いを楽しんでいただけていたらとても嬉しいです。(パッケージデザイン、ディスプレイ担当:S.T)

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毎日、海藻という食材にひたすら向き合っているからこそ生まれる一皿。

今年もまた、会場にお越しいただいた皆さんと共に、カカオと海藻の可能性を見出せたことを、何より嬉しく思います。

『“海藻”という食材は、私たちが思っている以上におもしろい。』

これからも、私たちは海藻の食材としての可能性をあらゆる面から導き出していきます。

またどこかで皆さんと、この食体験を共有できますように。

あらためまして、ご来場いただいた皆さま、
本当にありがとうございました!